HIGHgdacs · L1 · drought2023-09-06
ボリビア、ブラジル、ペルー、パラグアイで干ばつが継続中
AIブリーフ
概要
2023年9月以降、南米4カ国(ボリビア、ブラジル、ペルー、パラグアイ)でオレンジレベルの高強度干ばつが継続中。大陸の主要農業地域を含む広範囲が影響を受けており、世界の農業サプライチェーンに重大なリスクをもたらしている。
サプライチェーンへの影響
- 穀物生産の混乱: ブラジルとパラグアイは世界最大の大豆・トウモロコシ輸出国であり、干ばつによる作物不作が世界的な穀物価格上昇と供給不安定化を引き起こす可能性
- 鉱業への影響: ボリビアのリチウム、ペルーの銅など主要鉱物採掘に必要な水不足により、生産混乱への懸念が高まる
- 内陸物流網の麻痺: パラグアイ川、マデイラ川など主要内陸水路の水位低下によりバルク貨物輸送能力が制約される
- 畜産業への打撃: 4カ国はすべて主要牛肉輸出国であり、牧草地劣化と飼料作物不足が食肉サプライチェーン全体に波及効果をもたらすと予想される
注視ポイント
- 降水量回復のタイミング: 南半球雨季(12-3月)の降雨パターンとラニーニャ/エルニーニョ現象の動向監視が必要
- 作物状況レポート: ブラジル農業省、アルゼンチン穀物取引所などからの月次生産見通し発表を監視
- 水路航行制限: パラナ川・アマゾン川流域の水位データと船舶通行制限措置を追跡